Contents
[Main Album]
A(1)Sugarland Express (2)It’s Love Baby (3)Keep It Up Don’t Let It Go Down (4)Gotta Fall In Love Again
B(1)(Wear your)Red Dress(Tight) (2)Follow Me (3)Who Babe (4)We Just Can’t Help It
[Career]
アルバムは一枚しか出していないが、ヨーロッパで人気のあるシンガーにThimothy wilsonがいる。
唯一のアルバム「Thimothy Wilson」は、イントロから疾走感溢れるストリングスとブラスセッション、時折スクリームし、しゃがれた声質であったり後半での崩し方がディープであったりする厚みのあるヴォーカル&コーラスのSugarland Express、マーヴィンゲイMercy Mercy meをはじめとする70年代初頭のソウルを感じさせるGotta fall in love againといった曲がある。
Thimothy Wilsonは、1943年11月17日Maryland州Salisbury生まれで、他の60年代、70年代ソウルシンガーと同様、ドゥワップ出身で、1956年に、George Kerrと共にSerenadersに加入して録音し、1958年にTiny Tim & Hitsのメンバーとして、「Doll baby /Wedding bells」を発表している。前者=Doll Babyは、コースターズのyakety yakに通じるスピーディ且つサックスが暴れまくるナンバーで、後者=Wedding Bellは、SpanielsのGoodnight sweethearts、Five stainsの「In the still of the night」系で、Jackson5の「Ben」を先取りしたかのような曲である。どちらもDoo-wopの古典となっている曲で、「Battle of the groups」他あらゆるコンピレーションで聴くことができる。
Timothy Wilsonが脱退したTiny Tim & Hitsは、Diplomatsになっている。1963年になって、再び、George KerrのいるSerenadersのメンバーとして、Adios My love/Two Letter Make One Foolを録音(Riverside 4549)、1964年には、If Your Heart Stay Yes/I’ll Cry Tomorrowを録音し、Leadを務めている(Motown 1046,V.I.P 25002のLeadは、George Kerr)。
その後、George KerrのプロデュースでBaby baby pleaseを発表。こちらもBudda系のコンピレーション「Classmates」(BDS 5017)で聴くことができる。</p>