[the Beginning]

o0240040012031190941

A(1)Love Let Love And Be Loved (2)A Nite For Love (3)Hurtin’ Hurt So Much (4)Love And Care
B(1)Lay Some Lovin’ On Me (2)Give It All Tonite (3)I Wanna Get Next To You (4)A Tear Fell

[Career]

アルバムが発表された当初は、あらゆるレコード店に入荷したが、その後中古レコード店の店頭に入荷しなかったレコードにTony fox 「The Beginning」(Blaster 50142)というものがある。Emerald City、Blasterからのシングルに5曲をプラスしたもので、同アルバムの内容はというと、伸びやかに張り裂けるようなヴォーカルとカッティングギターと骨太なベースライン、ブラスセッションがFunkyなLet love and be loved,それを更にスローにしてホーンセッションの比重を高くしたようなI Wanna get next to you,スローバラードのHurtin’ Hurt so much,、A tear fellといった曲が収録されている。

Tony fox(Larry Vino Capel)は、60年代中期から活動していたようで、African Beaversというユニットで65年「Findmybaby /Jungle fever」(RCA 8530)という曲を発表している。High heel and Sneakers系のリズムパターンとブルージーなギター、ドラムのオカズが暴れまくり、Five Du-tonesやOlympicsばりに高温のスクリームが絡みつく。RCAでは、もう2枚、1966年、「Time Is The Right Time/You Got Something」(RCA 8639)、1967年、「River Of Soul Pt.1/Hush Hush」(RCA 9088)というシングルを出す。1967年から、1969年にかけては、Calla,Moonshot,Mayfieldに録音を残す。1971年には、Mercury、1972~1973年には、Tri-Spinに録音する。1980年には、Emerald City,Blasterにシングルを残す。