資金及び生産手段を貸付けた者が、労働者が行った生産について、その生産物を分配せず、、労働者から搾取して内部留保したものを原資として、労働者を疎外して、株主に分配することである。労働者には、資本家が生産物に込め、社会に認めさせた価値から、資本に搾取され内部留保された金額が支払われ、それにより、資本家は、労働者を生存させ、労働により内部留保を再生産させている。金融資本家は、労賃搾取の方便として、現金投下を源泉とする利息を成立させた。 更に、全ての物には価値属性は備わっていないが、現金留保を産む源泉となるものは、全て資本と規定され、架空資本が成立する。架空資本には価値属性は備わっていない。配当名目で手にした現金に価値属性を付与することで架空資本の価値を現実にはないのであるが、実体があったとして社会に認めさせる。利子率を基づいて配当を手にする権利を取得し、配当取得の源泉となった現金の投下による架空資本の価値属性は名目のものである。