労働者は、生存して労働を継続することを命じられ、それを継続するが給料を絞られたり、契約社員の契約を打ち切られたり、リストラされるなどして生存し続けることが困難となった場合、アメリカをはじめ世界各国では、軍隊に入るようになる。やがて、日本の労働者も、給与収入が途絶え、生活保護を拒否され、生活保護申請を辞退せざるをえなくなれば、軍隊に入って人殺しをするようになる。正社員となって生存を維持できている者も自らを苛める政党に投票する。女性も、生存が困難になれば、結婚せざるをえなくなり、資本家により家事労働を継続することを命じられるようになる。宗教や本能論を巧みに使用して生存を命じる。愛する人を見つけることを命じる。セックスが気持ちいいことだと教え込む。愛する人との間に子供を作るということは本能であると教え込む。資本家は若者が躓いてくれることを待っているのだ。生存命令があるから生存を維持する。自由意思で生きているのではないのである。にもかかわらず、軍隊入隊も結婚も志願制を採用し、各人の自由意思、自己責任とされているのだ。