ブルジョアは、宗教を作って、奴隷が自分たちに対する反抗することを抑えてきた。ブルジョアにとっては、権力装置として協力してきた宗教法人に報酬を払って生命を維持させることが必要である。そこで宗教法人に公益性だとか非営利性だとかいう属性、方便を与えて、非課税扱いとしてきたのである。憲法に信教の自由の規定を作って納税者に宗教を奨励し、政教分離原則の建前上宗教法人に徴税権限を与えない形で、納税者の自由意思で寄付することを選択したかのような形を採り、大企業より損金算入限度額を少なくする仕組みを作り、フィクションさせたブルジョア国庫すなわち銀行にに帰属させる。そこから侵略戦争の経費が支払われるのである。

現実には、経済政治と宗教は密接に結び付いているのである。 宗教法人の代表者名目の属性が付与され物象化された者は、全資本家が雇用する政治家や官僚を動かす金を所有していない。国際金融資本は、宗教法人名目の法人に投融資し、宗教を方便に宗教法人に搾取利得獲得のプロセス中にあり、搾取の源泉となる現金留保を移転し、宗教法人は現金留保を国際資本家に信託し、架空資本を購入せざるを得ない。統一教会、創価学会といった宗教法人、勝共連合は、国際資本家との資本関係、生産関係を土台に、国際資本家に雇用されて、国際資本家の経済関係に基づいて政治を行うことをさせられている。国際資本家と宗教法人の経済関係、資本関係、生産関係から、CIAや統一教会や勝共連合との媒介を果たした笹川良一を媒介にした国際金融資本家と自民の資本関係、国際金融資本家と全資本家の集まりである国税も、宗教法人の課税については行うことを問題提起しえなくさせられている。国際資本家の雇用する技師である宗教法人を通じて、国際資本家の経済関係に則って税法が規定されている。