[Main Album]

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Don’t Burn Me 収録曲は下記の通り。

A(1)Come lay some lovin’ on me (2)Joy (3)I wanna get next to you (4)I could never love nobody (5)Come with me (6)Love me now B(1)Wrapped up in your love (2)Sweetness (3)Come by here (4)My love for you won’t die (5)I’d be satisfied (6)Don’t burn me</p>

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今年に入って、様々なソウルアーチストのシングルコレクションが発表されているが、今回取り上げるのは、paul kellyの1965年から1971年のシングルを集めたコンピレーションである。後半には、Happy Tigar 時代の作品等後のLPで聴くことのできる作品もあるが、ここには、Lloydレーベル時代, Joe Tex他が在籍したDial時代のものも含まれている。

フロリダ出身のシンガーであるが、Lloyd/Dial時代の作品は、メジャーランス、アーティスティックス、カーニヴァル、デラックス時代のマンハッタンズ、テンプテーションズ、ドンコヴェイなどに通じる、ノーザンソウル的な曲調のものが多いように感じられた。この時代のシングルで一番のFavourit song は、「Nine out of Ten」で、1960年代前半のニューオリンズのエスキュリーダー辺りに通じるバラードである。

[Career]

Paul Kellyは、1940年6月19日フロリダ州マイアミ生まれ。

1956年代に、兄のHenry のいたSuperiorsに参加、Henry Stoneがグループを離れると、残ったメンバーと共にSpadesを結成したSuperious、Spadesは、インディーレーベルのDoo-wop系Vocal groupコンピレーションで聴くこととができるのであるが、Paul Kellyのいたグループかは確定できない。 Spadesは、Valadeersと名を変え、1960年、Dade labelに録音したが、レコードは、リリースされなかった。

Paul Kellyは、1963年にクラレンスリードと出会い、Del-MiresというグループのリードヴォーカルとしてSelma label から、Sooner Or later/ Down with it can’t quit it(4002)という曲を発表している。A面は、ワンダフルワールドの頃のサムクックやDriftersに通ずるアーリーソウル的なR&B。B面については、小刻みに転調を交えながら、Securityのエンディングにも言えることであるが、エンディング部のリズムを細分化したのがJ.BのI Got Youではないかと思う程、Funkへの橋渡しになるとも言える曲である。wheel of loveという曲は、Doo-wop系コンピレーションで聴いたことがあるかもしれない。

1965年にUpset/It’s My Baby(クラレンスリードの作曲)で、Lloydレーベルからソロデビュー, 1969年まで、Dial, philips等からシングルを発表する。

1970年アルバム、Stealing in the name of life(Happy Tigar)を発表、その後もDon’t Burn Me(Warner 2689)を発表。後者よりもマイナーレーベルの前者の方が容易に手に入った。シングルにも「Stealin’ love on the side」のような素晴らしい曲もある。</p>

[Discography]

<p>Stealing in the name of the lord(Happy Tiger 1015)1971年</p>
<p>Dirt(Warner Bros.WB2605)1972年</p>