「以後」「以降」は、社会上の時間上の関係は、基準時点より後であり、私人間の取引においては、7月31日までは行うが8月に入ってから取りやめる場合に7月末日以降とか7月分以降取りやめますであるとかいうことがあるが、税法の分野においては、その基準となる時、つまり起算点を含む。例えば、「23年以後の各年において」「23年以降の年分」といった場合には23年を含めてその後の各年を指すのである。これに対し、「後」は、基準日を含まない。例えば、「更正又は決定した後」という場合には、更正時又は決定時を含まないのである。