不況とは何か。大企業の株式を所有する大企業、オーナー企業の株を所有する代表者が、資本蓄積、内部留保の命令を政治家、警察、軍隊、役員に発して、労働者から搾取して労働者が貧しくなることである。ブルジョア経済学者がいう需要と供給のバランス云々ではないのである。不況とは「大企業の経営者が金もうけのことを考えている」と「大多数が貧乏になること」。ブルジョア経済学者及びそれを信じている者の答えよりは遥かにまともであるが、政治家は、ブルジョア学者の言うことや宗教を鵜呑みにしている者もいるが、政治家が無能か否か云々ではなく(つまり、人間には能力という属性はない。)、政治家が上記ブルジョア階級の出身及び親族になった者で階級の要求には逆らえないのである。そして、自らの地位というのは、経済闘争のゆえに獲得するものである。職業若しくは社会的地位と階級による身分とは関わりはあるが別のものである。政治家が守るのは、「自らの地位」を守るのではなく、「階級の利益」を守るのである。