<p>統括国税調査官は、税務署内の各課税部門の調査官グループのリーダーであり、課長に相当する。調査先法人の選定、調査官の指揮監督等を行う管理職である。統括官に次ぐポストは、上席国税調査官(主査)、その次が国税調査官、順に事務官となる。特官が担当した法人以外の残りの法人を担当する。しかし、統括官には、資料調査課より情報が開示される。一年度当たりの件数についてノルマがあり、人事異動前の6月前後になると、次々と予約を入れ、件数を稼ぎ出す。7月以降の翌年度に解決が持ち越されることもある。統括が行うような調査は、定年後の嘱託を受けた者が一人で行うことがある。</p>